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ケース4 感染根管治療(大臼歯)

※症例紹介の情報は、患者様に許可を得た上で掲載しております。


 

30代 男性

主訴「右下奥歯が腫れている。深い虫歯がある。治療してほしい。」

右下7

病名

歯髄診断名:Plup necrosis

根尖部診断名:Symptomatic apical periodontitis

治療法:根管治療

 

右下7の近心根に広範囲の透過像(黒い影)が確認できる。歯髄検査では、冷試験および電気歯髄診にて反応なし。歯髄壊死と診断。

 

 

 

BCシーラーを用いたシングルコーンテクニックにて根管充填。同日レジンコア築造。

 

 

術後4ヶ月後。右下7近心根の透過像が消失。歯根膜腔の連続が確認できる。当患者も日常生活に支障なく食事できているとのこと。経過良好と判断。かかりつけ医の元でTEKから最終補綴へ移行。

 

 

<治療費用>

・初診カウンセリング     ¥5,500(税込)

 

・根管治療(大臼歯)    ¥121,000(税込)

 

・レジンコア                        ¥5,500(税込)

 

※被せ物の費用は含まれていません。

 

 

<治療期間> 約2週間

 

<治療回数> 2回

 

 

利点

・歯牙の保存ができる。欠損補綴の回避。

 

欠点

・根管治療おによる偶発症(アレルギー反応、口唇や歯茎の損傷、疼痛ショック)のリスク

 

コメント

・術前のレントゲン写真から、右下7の近心根周囲にに大きな透過像(黒い影)がみられます。

これは歯根周囲の炎症により、骨が吸収され「膿瘍(のうよう)」になったものです。

「膿瘍」は骨と違い、ミネラルをほとんど含まないため、レントゲン上で黒く見えます。

 

根管治療により歯根の中の細菌を徹底的に減らせば、

「膿瘍」は徐々に周囲の免疫細胞によって吸収され、

そしてそこには周囲の細胞によって新しい骨が新生されます。

 

今回のような大きな透過像(黒い影)がある歯であっても、

無菌的処置の原則に基づいた世界標準の根管治療を行うことで、

90%以上の成功率で治癒させることがきます。

 

引用文献

Sjogren U, et al. J Endod.1990.

Setzer FC, et ai.J Endod.2010

Gorni FGM, et al.J Endod.2004

 

 

 

院長 白瀬 浩太郎

 

 

 

〜 科学的根拠(エビデンス)に基づいた世界標準の根管治療を 〜

「歯の痛み、歯茎の張れ、深い虫歯、神経を残す治療、神経を抜く治療、根の治療 、

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