根管治療について|滋賀県大津市で歯内療法・根管治療専門の歯科医院をお探しの方はしらせデンタルクリニックまで

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滋賀県大津市粟津町17番39号 styleⅡ1F

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被せ物をする前の大切な「根管治療」

虫歯が深くて、歯の神経まで細菌感染がすすむと、神経を抜くことになります。
神経が入っている細い管(くだ)を根管(こんかん)といい、根管の中を殺菌洗浄することを「根管治療(根の治療)」といいます。

根管内の殺菌洗浄が不十分だと、後で歯根の先端に膿が溜まったり、歯肉が腫れたりします。
こうなると、被せ物を外してふたたび根の治療のやり直しか、もしくは抜歯になります。

当院では「再発しない根管治療」を目指すために、以下の5つの特徴を毎回すべての患者様に実践しています。

当院の根管治療
5つの特徴

≪目次≫


1・無菌的処置の徹底
2・マイクロスコープを用いた精密治療
3・根拠に基づいた根管拡大
4・根拠に基づいた根管洗浄
5・短期集中治療
  • 石山駅前・しらせデンタルクリニック
当院では、アメリカのペンシルバニア大学歯内療法学科のコンセプトに基づいた『世界標準の根管治療』を実地しています。その概要について説明いたします。

1 無菌的処置の徹底

ラバーダム防湿

ラバーダム防湿とは、ゴムのシートで歯を隔離することいいます。

歯にクランプと呼ばれる金具を取り付け、そこにラバーダムシートをくぐらせ、フレームを上から合わせます。


ラバーダム防湿によって、唾液の侵入や、術者の指が患者様の唇、舌、頬粘膜に触れることを防ぎます。
また他にも、術野の明瞭化や、治療前の歯の消毒が安全かつ効果的にできたり、器具や薬液の誤飲防止の利点があります。
世界の標準治療として、ラバーダム防湿は必須です。

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    ラバーダムの封鎖性をより確実にするために、クランプ周囲にオラシール(白いパテ状の素材)を充填

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    5%Iodineと30%H2O2による治療歯の消毒

隔壁形成(かくへきけいせい)

隔壁形成とは、むし歯などで失った歯質を、強度ある素材(コンポジットレジン etc.)で修復することです。



天然歯質が少ないと、クランプが適合しません。
そのために歯と接着する素材を用いて、下の写真のように壁を作ります。
これにより、クランプがしっかり歯に適合し、ラバーダム防湿ができます。
歯質が少ない状態で無理にラバーダム防湿をしようとすると、治療中にクランプが外れたりするので危険です。

また隔壁形成による歯の立体的な補強により、治療期間中の仮蓋の厚みが確保でき、細菌侵入を軽減させます。
隔壁形成についてより詳しく知りたい方は、コラム「隔壁形成について」をご覧ください。

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    このままでは歯質が少なくクランプをかけることができない。

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    隔壁を作成。歯が立体的に補強され、クランプをかけることが可能になった。

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    ラバーダム防湿

ディスポーザブル(使い捨て)の理念

根管内に入れる器具は可能な限りディスポーザブルで対応しています。

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クラスB規格の滅菌器

ディスポーザブルできない器具は、使用後に薬液洗浄を行い、個別包装して高圧水蒸気滅菌をしています。

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2 マイクロスコープを用いた精密治療(ドイツ カールツァイス社製)

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高倍率(最大20倍まで拡大)の視野によって、根管内の感染物の取り残し、亀裂や小さい根管の入り口の発見など、精密に確認することができます。

3 根拠に基づいた根管拡大

石山駅前・しらせデンタルクリニック
当院では根管拡大時に、Ni-Ti(ニッケルチタン)ファイルという、超弾性の性質を持つファイルを使用します。
石山駅前・しらせデンタルクリニック
これによって、本来の根管の形を守りながら根管拡大が可能となり、歯質の保存と細菌除去を両立させています。

4 根拠に基づいた根管洗浄

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    3%次亜塩素酸ナトリウム

  • 石山駅前・しらせデンタルクリニック

    18% EDTA

    ウルトラデント社HPから
根管洗浄とは、薬液で根管内を殺菌洗浄することです。
当院では、適切な濃度と量と作用時間を厳守した、3%次亜塩素酸ナトリウムと18% EDTAの交互洗浄を行っております。
石山駅前・しらせデンタルクリニック
これらの薬液をさらに効果的に作用させるため、
当院では超音波振動による薬液の活性化を行っています。
超音波を使用すると薬液が飛沫するので、
安全面からラバーダム防湿は必須です。

5 短期集中治療(90〜120分×2回)

    専門的なトレーニングを積んだ歯科医が、
    上記の14の内容を厳守して治療を行います。
    そのため、90~120分の治療時間が約1~3回必要になります。

根の治療の成功率について

何をもって「根の治療」は成功したと言えるのでしょうか?

■成功の判定基準


① 症状がない(歯の痛みや膿の出口の消失)
② レントゲンで膿の袋の縮小がみられる
※Friedman S, et al. J Calif Dent Assoc. 2004.(一部改変)

治療後に、この二つが成立して根の治療は成功したと言えます。
特に、「※1膿の袋」と「※2膿の出口」は客観的に判断しやすい指標です。
※1 根の先の炎症により骨が吸収され「膿の袋」となり、レントゲン上に黒い影として映ります。
※2 根の先に溜まった膿が歯肉を破って出てくる出口のこと。歯肉に白くプチッとニキビみたいに見える。

通常、根の治療が奏功していれば術後3ヶ月もすると、レントゲン写真で膿の袋の縮小傾向がみられます。長く経過をみても膿の袋の大きさに変化がなかったり、もしくは以前より大きくなっていれば治癒不全(失敗)の可能性が高いでしょう。
また、膿の出口は、治療後1週間以内に速やかに消失することがほとんどです。
数週間待っても消えなかったり、一度消えたのがまた出てきた場合は同じく治癒不全である可能性が高いと言えます。


■根の治療の成功率


これからお伝えする成功率は独自の経験則などではなく、全て論文を元にした成功率であり、それは以下の条件を満たしていることが前提です。
・ラバーダム防湿
・科学的根拠に基づいた拡大と洗浄
・マイクロスコープ
・MTA
※Sjogren U, et al. J Endod.1990. Salehrabi R,et ai.J Endod.2004 Setzer FC, et ai.J Endod.2010. Gorni FGM, et al.J Endod.2004

またこれらの条件を満たしていても、成功率は歯の状態によって異なります。
おおまかに以下のA~Dの4つのパターンに分けられます。
Dパターンのように、根管の形がダメージを受けていてかつ膿の袋があると成功率は大幅に下がります。
これは、繰り返される根の治療による根管の変形が、根管内の拡大・洗浄の弊害となり細菌除去の効果に影響するためです。
また膿の袋があるということは根の先まで感染の範囲が広がっていることを意味するため、成功率に影響します。

根管治療で治らない場合、 歯根端切除術が必要になります。

「歯根端切除術」とは、根の先を切断し、切断面から根管内へお薬を詰める処置をいいます。
歯根端切除は非常に予知性の高い治療です。
マイクロスコープ下で行う「歯根端切除」の成功率は約90%と報告されています。
(Setzer FC,et al. J Endod. 2010)
成功率を見ると、最初から積極的に「歯根端切除」をした方が良さそう思えます。
しかし「歯根端切除」は、歯肉をめくったり、部分的に顎の骨を削ったり、根を一部切除したりと、「根管治療」よりも侵襲性(しんしゅうせい)が高いのが特徴です。
そして、「歯根端切除」で解決できなかった場合の次は抜歯です。
そのためまずは「根管治療」により最大限の細菌の除去を試みることが第一選択となります。それでも解決されない時に、最後の切り札として歯根端切除術の介入です。
さきほども述べましたが、歯根端切除術は、根尖を切断したあとに根管を少し掘り(逆根管形成)、お薬を詰めて封鎖(逆根管充填)する必要があります。
ここはとくに精密な手技が求められるため、肉眼で行うのは推奨されません。
マイクロスコープの高倍率視野で、切断面の診査、逆根管形成、逆根管充填を行うことによって90%の成功率を導くことができるのです。

■まとめ


・神経が生きている場合の「根管治療(=根の治療)」の成功率は95%を超える。
・治療歴が数回以上あり、かつ膿の袋がある「根管治療」の成功率は約40%である。
・「根管治療」で治らない場合は、「歯根端切除術」の介入が必要となる。
・マイクロスコープを用い、厳密な治療手順のもと行う「歯根端切除術」の成功率は90%である。
・専門医の元で「歯根端切除術」も含めた治療管理を行った場合、膿の袋が治らない可能性は極めて低い。

主な診療内容

  • 生活歯髄保存療法

    大きな虫歯でも神経への虫歯の菌の侵入が軽度の場合、虫歯を除去後、神経の近くにお薬を置き、緊密に封鎖して神経を保存する治療法です。

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  • 抜髄(ばつずい)

    神経の深くまで虫歯の菌が侵入した場合に行う、神経をすべてを取り除く治療法です。

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  • 感染根管治療

    虫歯の菌が神経の深くまで侵入してから長期間経過した場合に行う、すでに死んでいる神経すべてと感染物を取り除く治療法です。

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  • 再根管治療

    症状が改善しないまたは再発をくり返すような歯に対して、再び根の治療を行うことを再根管治療といいます。

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  • 外科的歯内療法

    歯ぐきを切開し、炎症の原因となっている歯根の先端を切除する治療法です。

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